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子供の名前

子供の命名で「悪魔」が役所に拒否されて裁判沙汰となり話題になったことがあった。法律的にはどうかと思うが、役所の対応は賢明だったと思う。しかし、この親のいささか歪んだ愛情に、その子がどのように育つかやや不安が残る。「悪魔」が受理されず、しかし「天使(天子?)」という名前の子供が実際いるというのもどうかと思う。さすがに「神様」なんて名前をつける親はいないだろうし、ましてや「電話」とか「冷蔵庫」といった一般名辞を名前にすることもないだろう。(花の名前や旧暦の月の名前ならあるだろうけど) ありふれた名前も嫌だが、妙な名前も困る。
最近ニュースか何かで耳にした名前で、納得いかなかったのが、男の子の名前で「斗夢」(トム、別の漢字だったかもしれない)というものである。なんだろな。「トムとジェリー」か、いや、トム・クルーズだろうか。しかし、トムと言うのは、トーマスの愛称であって、正式名ではないので、名前がトムというのはどうかと感じるのである。(なぜ、トムかって、ピーピング・トムから取ったんだよ、とか、うちの親が小柳トムの大ファンでさあ、とか、トムキャットのトムだよ、というのならば許す) それに、暴走族っぽくないか、この当て字といい。(親が元暴走族だったりして、大いにありえるな) どうしてもトムと呼びたいのなら、トーマスと命名すべきと思う。

子供のとき同じ小学校に珍しい名前の姉妹がいて、その名前ゆえ、少しだけ苛めの対象になっていた。その子たちの親はキリスト教信者で、聖書から名前をとったらしい。そういう由緒正しい名前なら聞きなれないものでも納得できるし、子供も聖書を読んで自分の名前に誇りを持てるだろう(ユダじゃダメだけどさ)。
オタクどもが親になれば、アニメの登場人物から名前を取るのが増えそうだ。「セイラ」(サラもほぼ同じ)「ミライ」はよさそうだが、「フラウ」とか「マチルダ」はないよな。「宇宙」と書いて「コスモ」と読む、なんて名前が実在したような気がする。困ったことだ。
個人的には、日本人なら、わが国の古典に準拠するのが筋だと思うが、例えば『源氏物語』に出てくる名前で現代に通用しそうなものがいくつあるだろうか。ぜひ、『日本書紀』をめくって、それらしい名前を見つけたいと思う。

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