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車の走行音は静かなほうが良い

2009年10月15日 ... ハイブリッド車(HV)の走行音が静かすぎて歩行者に危険との指摘を受け、国土交通省は15日、低速走行時にエンジンに似た音が出る装置を搭載するよう自動車メーカーに義務付ける方針を固めた。

との新聞記事を読んで、ひっくり返りそうになった。あまりに馬鹿げている。せっかく走行音が静かになったというのに、なぜわざわざうるさくするのか。それは、走行音が静かで歩行者が気付きにくいため、事故を起こす可能性が高まるという理屈なのだろう。それに反論したい。
まず、エンジンがモーターに変わっても、タイヤで走ることに変わりないのだから、道路との摩擦による走行音は変わらずする、というのが一点。次に、歩行者が近づいてくる車に気付かない状況とは、歩行者の目に車が入らない場合のことであって、ほとんどの場合、車の運転手には歩行者が目に入ると思われる。それならば、運転手はクラクションを鳴らせばよい。と言うか、別に電気自動車に限らず、やかましい車であれ、歩行者に注意を促すべき状況は多々あるはずだ。歩行者の安全を最優先して確保することは、運転者の義務、必須事項ではないか。ドライバーの意識に問題があるのではないか。
(なお、車が正面から向かってくる場合でも、盲人の場合はどうか、などと言う理屈屋には、もう一度自動車学校の教本を読み直し、道路交通法を勉強し直すことを勧めておこう)

クラクションの音が耳障りだと言うなら、何種類か音を選べるようにするとか、携帯電話の着信音のように、色々なものを設定できるようにするとか、色々方法はあると思う。そういう「ソフトな」発想はできないものか。
せっかく静かに走行してくれるというのに、必要のないときまで、騒音を垂れ流すというのは迷惑である。
エンジン始動に息を吹きかけ、アルコールをチェックしないとかからない、とか、こういったバカバカしい技術の押しつけは御免こうむりたい。そんなことに時間を費やすぐらいなら、どうしたら人はもっと真っ当になれるか、何か本の一つでも読んで考えてみたらどうか、と言いたくなる。

街中の生活道は、歩行者や自転車が中心である、という発想の転換が必要である。それをどこもかしこも自動車が、我が物顔で通ろうというのが間違っている。人は、乗り物に乗るとそれだけで自分が大きくなった気になって、謙虚さを忘れてしまうのだ。(まったく某自動車メーカーのエクスプロイテーションにはうんざりさせられる)
私も乗り物は大好きだ。だが、そんなものより、人間はもっと尊いのだ。

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