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祝!蓮舫議員入閣「世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」

2009年末の、いわゆる第一弾「事業仕分け」での、スパコン開発予算についての、民主党蓮舫議員から質問「世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」が、世間の攻撃の的になっているのがよくわからない。
特定事業についての予算が削減できるかできないかの話であるのに、何か一般論として解釈されてしまっているようだ。

フィギュアスケートの浅田真央さんはオリンピックで銀メダルだった。彼女に、なぜ世界一位を目指すのか、二位では駄目なのか、と聞くのは侮辱でしかない。頂点を目指して練習してきたからこそ、オリンピックで銀メダルを取ることができたのだ。私もそれは納得する。だが、その話をスパコン事業の予算にそっくりそのまま当てはめるのが妥当とは思えない。

マイホームを建てるとき、予算に制約があれば、それに応じて夢の実現に制約が生じるのは当然だろう。書斎を作ればコストが嵩むとしても、なぜその書斎を作らなければならないのか、説明し、同居人を納得させなければならない、といった状況は容易に想像できる。

私はスーパーコンピュータの構築についてまったく理解してないが、こういうものは、スポーツとは異なり、家を建てるほうに考え方が近いのではないかと思う。ある性能値を達成しようとすれば、どれだけ予算が必要になるかというのは、かなり正確に見積もることができそうに思える。予算をかければかけるほど、高性能なスパコンを構築することができるのではないだろうか。
金をかけた者勝ちということであれば、そのような競争で一位を争うのは無意味ではないか? 性能目標を低くすれば、見積り金額は下がる、だから予算が少なくて済む。それで本当に実用上何か支障が生ずるのか?

つまり、蓮舫議員の質問に限って言えば、スポーツのように、結果がでるかどうかやってみないとわからない、研究分野の予算を削減しようという意図の質問ではなく、単に構築見積りの話をしていたのだと私には聞こえた。

もしそれが、世界を驚かし、わが国がスパコン分野で世界をリードするようになりたい、というような話なのであれば(「科学立国日本」とか、多くの人はそのように捉えているようだが...)、予算削減などありえないわけであり、現状からすれば現在の倍の予算でも到底足りなく、少なくとも十倍は必要になるのではないだろうか? (だが、こういうことは金をかければ必ず成功するとは限らず、浅田選手が金メダルを取れなかったとしても私たちは現実を受け容れるほかない)

* * *
ところで、ビートたけしさんは「TVタックル」で、「当時、蓮舫はオレと一緒に熱湯風呂に水着着て入ってたのに、何言ってんだ!」と言って、蓮舫議員に駄目出ししたとのことだが、私の記憶では、蓮舫さんが司会を務めていた「TVジョッキー」で水着姿になったことは一度もなかったはずなので、単にTV受けを狙った冗談でしょう。
ビートたけしさんが、国は研究開発に予算を注ぎ込まなければ駄目になる、と主張するのは賛同できなくもないが、かと言って、そのために、例えば、消費税を増税し、その一定パーセンテージをその予算に回します、と言うようなことになるのであれば、たけちゃんほど稼ぎのない貧乏人は賛同するのがつらい。(自分の懐が痛まないのであれば何とでも言うよな!)

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