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シェイクスピアの二十七番そねっと

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まず、オンライン辞書の記載内容を無断転載していると非難されないように、調べた単語や例文などの出典を、再度、明確にしておきたい。基本的に、weblio 英和辞典・和英辞典を利用しています。詳細については、「拙訳タンジェリン・ドリーム「タイガー」my poor translation of "Tyger" by Tangerine Dream」に記載したとおりです。

シェイクスピアの『ソネット集』の拙訳は、「シェイクスピアのそねっと目次」にまとめるようにしたので、そちらを参照されたい。

Shakespeare

//--- 原文と拙訳(定形をやめて、訳し直した。意味を読み取ること重視で直訳っぽい)

Weary with toil, I haste me to my bed,
The dear repose for limbs with travail tired;
But then begins a journey in my head
To work my mind, when body's work's expired:

辛い仕事に疲れ、すぐさま寝床(ねどこ)
くたびれた身体(からだ)をたっぷり休める
だがそれから頭の中でまた旅が始まる
身体の仕事が終われば、頭脳(あたま)の仕事

For then my thoughts, from far where I abide,
Intend a zealous pilgrimage to thee,
And keep my drooping eyelids open wide,
Looking on darkness which the blind do see;

私の思いは、いるところから、はるかに
遠く、君への熱き巡礼の旅に出かける
下がる瞼を大きく開(あ)けて
盲人が見る(=見えもしない)、闇を見つめる

Save that my soul's imaginary sight
Presents thy shadow to my sightless view,
Which like a jewel hung in ghastly night
Makes black night beauteous, and her old face new:

私の魂の想像の視界だけが
君の影を私の見えない目に映し出す
おぼろな夜に掛けられた宝石のように
黒い夜を美しく、その古びた顔を新たにする

Lo, thus, by day my limbs, by night my mind,
For thee, and for myself, no quiet find.

ほら、こうして、昼は身体、夜は頭脳と、
君のため、私のため、落ち着くときはない

 

//--- イディオム、例文、単語など
toil
骨折る、骨折って働く;骨折って進む、難渋しながら歩く
 (長く続く)骨折り(仕事)、 苦労、労役
repose 休息;睡眠;休養、静養;(場所などの)平静、閑静;(態度などの)落ち着き、沈着
limb(人・動物の胴体・頭部と区別して)肢(し)《腕・脚・ひれ・翼など》
travail 骨折り、労苦;身体的あるいは精神的なエネルギーの使用(use of physical or mental energy)

abide《古語》〔場所に〕とどまる、残る〔in,at〕;〔人の所に〕とどまる〔with〕;〔…に〕住む、滞留する〔at,in〕

lo《古語》見よ!、そら!、それ!、ほら

//--- 拙訳について
英語版Wikipedia等の解説によると、

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比較参考のために、以前定型で訳したものを掲載する。(読み直すと、出来の良い方だとは思うが...)

辛い旅、疲れ寝床に 急ぐのは、
 しばし体を 休めるためだ。
だがそれで 頭の中の 旅となる、
 体の次は 頭の仕事。

考えは 居場所をはるか、 熱烈に、
 君のもとへと 巡礼に行く。
垂れ下がる 瞼をかっと 見開かせ、
 盲たように 闇を見つめる。

魂の 想像の目が、 君の影、
 見えるはずなき 目に映し出す、
おぼろ夜に かけた宝石、 夜の顔、
 美しくして 若返らせる。

このように、 昼は体だ、 夜は頭と、
君とわが ため、落ち着ける ときはないのだ。

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