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シェイクスピアの二十八番そねっと

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まず、オンライン辞書の記載内容を無断転載していると非難されないように、調べた単語や例文などの出典を、再度、明確にしておきたい。基本的に、weblio 英和辞典・和英辞典を利用しています。詳細については、「拙訳タンジェリン・ドリーム「タイガー」my poor translation of "Tyger" by Tangerine Dream」に記載したとおりです。

シェイクスピアの『ソネット集』の拙訳は、「シェイクスピアのそねっと目次」にまとめるようにしたので、そちらを参照されたい。

前回の二十七番の続編というべき二十八番は、英語版 Wikipedia の解説によれば[Google翻訳結果そのまま]、
ソネット 28 の主題はソネット 27 で始まり、ソネット 43 と 61 に続きます。 4 つのソネットすべてで、詩人が夜、暗闇の中でベッドで一人で、心の目で若い男のイメージを思い起こさせようとして失敗しているのを見つけます。 4 つの作品はすべて、眠れない夜の不安と、詩人の心の中で起こる想像の旅を描いています。

Shakespeare

//--- 原文と拙訳(定形をやめて、訳し直した。意味を読み取ること重視で直訳っぽい)

How can I then return in happy plight
That am debarred the benefit of rest?
When day's oppression is not eased by night,
But day by night and night by day oppressed?

どうして幸せに感じて戻れるだろう
休息の恵みを奪われたまま
昼間のやり場なさは、夜にも癒されず
昼も夜(よ)も、夜も昼も、やる瀬なく

And each, though enemies to either's reign,
Do in consent shake hands to torture me,
The one by toil, the other to complain
How far I toil, still farther off from thee.

どちらが支配するかを争う、敵同士
ながら、手を握り、私をいたぶる
かたや苦役、かたや不平でもって
どれほど辛い道を行けど、君になお遠い

I tell the day to please him, thou art bright,
And dost him grace, when clouds do blot the heaven;
So flatter I the swart-complexioned night,
When sparkling stars twire not thou guil'st the even;

雲が天を隠しても、君の輝きが美しくする
と言って私は、昼を喜ばせ
きらめく星が輝かずとも、君が金に塗る
と言って、浅黒い顔の夜にへつらう

But day doth daily draw my sorrows longer,
And night doth nightly make grief's length seem stronger.

けれど、昼は日ごと悲しみを長引かせ
夜は夜ごと強く嘆きを募らせる

 

//--- イディオム、例文、単語など
plight
[通例単数形で](通例悪い)状態、苦境、窮状、はめ
debar〈人に〉〔…(すること)を〕(法的に)禁ずる;妨げる〔from; from doing〕
oppression 圧迫、圧制、抑圧;圧迫感、憂うつ、意気消沈;重苦しい[だるい]感じ

swart〈皮膚・顔色が〉浅黒い、黒ずんだ;日に焼けた
complexioned[複合語をなして](…の)顔色をした
- fair[dark]-complexioned 色白[黒]の顔をした
gild〈…に〉金[金箔(ぱく)]をきせる、金めっきする;〈…を〉金色に塗る
even《詩語》夕、晩

//--- 拙訳について
And each, though enemies to either's reign,
覇権争いをしている敵同士が、昼と夜で、

I tell the day to please him, thou art bright, / And dost him grace, ...
「私は昼にこう言って喜ばせる」him = the day
「君は輝いて、[彼を]美しくする」thou = "Fair Youth"

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比較参考のために、以前定型で訳したものを掲載する。(読み直すとかなり怪しい...)

幸せな 様で、どうして 戻れよう、
 休みの恵み 奪われながら?
夜なれど、 昼の気だるさ 癒されず、
 昼夜、夜昼、 苦しめられる。

支配権 巡って、互い 敵ながら、
 われ苦しめる には手を握る。
辛い道、 昼行き、夜は 愚痴こぼす、
 進んでもまだ 君から遠い。

われ昼を 喜ばす、君 輝いて
 天穢す雲 さえ追い払う、
黒い夜 おだてる、星が 輝くを
 やめても君の 黄金ありと。

だが昼は、 日ごと悲しみ 長引かせるし、
夜は、夜ごと 嘆きの強さ 強めるばかり。

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