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拙訳エヴリシング・バット・ザ・ガール「ロング」my poor translation of "Wrong" by Everything But The Girl

過去記事(「2004年2月」〜)は、左側の「バックナンバー」の文字をクリック!
まず、オンライン辞書の記載内容を無断転載していると非難されないように、調べた単語や例文などの出典を、再度、明確にしておきたい。基本的に、weblio 英和辞典・和英辞典を利用しています。詳細については、「拙訳タンジェリン・ドリーム「タイガー」my poor translation of "Tyger" by Tangerine Dream」に記載したとおりです。

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Wikipedia によると、この「グループ名は「女の子以外は何でも」という意味で、ハル大学の近くにあった家具や雑貨を扱う店の名前(この場合は、女の子以外は何でも売っているという意味)から取られたと言われている。」とのこと。

//--- 原文と拙訳(旋律に合わせて)
"Wrong" by Everything But The Girl (Track 2 on "Walking Wounded", 1996)
エヴリシング・バット・ザ・ガール「あたしのせい」(『痛手を負って歩けば』[公式な邦題は『哀しみ色の街』]収録)

I wanted everything for a little while
Why shouldn't I?
I wanted to know what it was like
I pushed you too far
And you started laying down the law
Till I didn't love you anymore

全部ほしかったの
駄目なの
どんなものか知りたくて
せっつきすぎた
規則で縛られて
もう愛せないほどに

Now you can pull a little bit
And there's a little give and take
And love will stretch a little bit
But finally it's gonna break

もう少し延長して
譲り合いましょう
もう少し愛はもつ
長くは続かないけど

Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong
Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong

あなたに従うわ
あたしのせい[だから]
あなたに従うわ
あたしのせい[だから]

So there we both were in that little house
Just hanging out
You didn't know what you were about
You turned to me as you were
Threading daisies on a chain
And you said, "It's decision time again"

二人は一緒に暮らし
くつろいだ
自分[を]知らないあなた
本当の自分が出た
ヒナギクの鎖を編んで
言った「また決め時だね」と

Now you can pull a little bit
And there's a little give and take
And love will stretch a little bit
But finally it's gonna break

もう少し延長して
譲り合いましょう
もう少し愛はもつ
でもそのうち壊れる

Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong
Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong

あなたに従うわ
あたしのせい[だから]
あなたに従うわ
あたしのせい[だから]

And the ground's gonna swallow you
I was wrong
And the ground's gonna swallow you
I was wrong
I was wrong
I was wrong

はずかしくなんかないから
あたしのせい
はずかしくなんかないから
あたしのせい
あたしのせい
あたしのせい

And I wanted everything for a little while
Why shouldn't I?
I wanted to know what he was like

全部ほしかった
駄目なの
あなたはどんな人

Now you can pull a little bit
And there's a little give and take
And love will stretch a little bit
But finally it's gonna break

少し延長して
譲り合いましょう
もう少し愛はもつ
長くは続かないけど

Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong
Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong
Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong
Wherever you go I will follow you
'Cause I was wrong

あなたに従う / あたしのせい[だから]
あなたに従う / あたしのせい[だから]
あなたに従う / あたしのせい[だから]
あなたに従う / あたしのせい[だから]

'Cause I was wrong
I was wrong
I was wrong

あたしのせい[だから] / あたしのせい / あたしのせい

 

//--- イディオム、例文、単語など
for a while / for a little while
少しの間
Why shouldn't I? なぜダメなんだ?
push someone too far(人)に無理強いする、(人)をこき使う
lay down〈規則・原則などを〉規定する、定める;〈…と〉主張する、断言する〈that〉《しばしば受身で用いる》
- lay down rules 規則を定める

give and take 公平にやりとりする;互いに譲り合う、意見を交換する

hang out ブラブラして時を過ごす、当てもなくうろつく;気を落ち着ける、くつろぐ
What about…?
(1) …はどうなるのか、…はどうなっているか
- What about me? 私(の場合)はどうなる?
(2)[相手に勧誘して](…しては)どうかね
- What about bed? もう寝てはどうだね

It’s [high] time you made a decision. もう決定を下しても良いころだ。

wish the ground would swallow somebody up 穴があったら入りたい

 

//--- 拙訳について
ずっと「ノリのよい曲」といった感じで聴いていて、何が歌われているのか考えたことがなかったが、訳してみると、一緒に暮らし始めてはみたものの、うまくいかなくなっている男女の関係が、女性目線で描かれている、みたいな。

Why shouldn't I?
決まり文句として覚えておくべきかと。「いけなかったかしら?」みたいな?

'Cause I was wrong
直訳すると、「私が間違っていたから」「私が悪かったから」といったところだが、これだとうまく旋律に乗らない。他にも同様の事情多々あり。

Threading daisies on a chain
この訳は怪しいかも? 余談ながら、コンピューター用語「デイジー・チェーン」は、直訳すると「雛菊の鎖」ですかね。"SCSI" とか。

"It's decision time again"
「また決め時だな」というのは、以前同棲を決めて、今度は同棲をやめるのを決めるということか?

I wanted to know what he was like
この句はGoogle翻訳結果では「彼がどんな人なのか知りたかった」となった。わかりやすい訳だと思う。

And the ground's gonna swallow you
直訳すると、「あなたは穴があったら入りたい気持ちになるでしょう」といったところかと?(「でも、そんな必要はないですよ。悪かったのは私なんですから」)
Google翻訳では「そして地面はあなたを飲み込むだろう」となるが、それではなにがなんだかわからないわけで、そういうのを「和訳」と銘打ってもらっても困る...(駄訳、坐薬?)

英語の歌詞を、旋律に合わせて訳すのは、とても大変なのだ。以前の記事
拙訳ビートルズ「イン・マイ・ライフ」my poor translation of "In My Life" by The Beatles」では、
「英語の歌詞を、旋律に合わせて、日本語に訳すと、どうしても音符の数が足りず、端折らざるを得ない。では、逆に、日本語の歌詞を、旋律に合わせて、英語に訳したらどうなるか? 音符が余って、言葉を足さないといけなくなる?」
と書いて、参考例として、荒井由実「やさしさに包まれたなら」の一部の英訳に挑戦している。また、気まぐれで、同じことをしてみた。

今回もまた、ユーミンの名曲を取り上げるが、なんと、歌詞全文である!
少し読んでわかるとおり、必ずしも直訳ではなく、ニュアンスを少し変えている部分あり。()で囲んだのは、Google翻訳(日→英)結果。

泣きながら ちぎった写真を
手のひらに つなげてみるの
悩みなき きのうのほほえみ
わけもなく にくらしいのよ

(She teared up the photo while crying.
I'm trying to connect her to the palm of my hand
Her worry-free smile yesterday
It seems like it's disgusting for no reason)

Pieces of photo-graph torn with tears
On my palm I place in order
Carefree smile faded of yesterday
I feel hatred with no special reason

青春の 後ろ姿を
人はみな 忘れてしまう
あの頃の わたしに戻って
あなたに 会いたい

(The back view of youth
all people forget
The girl from back then is back to me
i wanna see you)

Everyone forgets his own back of youth
I don't wanna forget anything about you
if I could go back to that old time
I would see you right away

暮れかかる 都会の空を
想い出は さすらってゆくの
光る風 草の波間を
かけぬける わたしが見える

(The city sky at dusk
She keeps wandering about her memories.
Shining wind, through the waves of grass
I can see through it)

Through the city sky at the drakening hour
My memory is flying about to and fro
I see myself running through the waves
Of green grass before shining wind

青春の 後ろ姿を
人はみな 忘れてしまう
あの頃の わたしに戻って
あなたに 会いたい

(The back view of youth
all people forget
The girl from back then is back to me
i wanna see you)

Everyone forgets his own back of youth
I don't wanna forget anything about you
if I could go back to that old time
I would see you right away

今愛を 捨ててしまえば
傷つける 人もないけど
少しだけ にじんだアドレス
扉に はさんで
帰るわ あの日に

(If I throw away love now
There's no one to hurt though
Her slightly blurred address
With her stuck in the door
I'll go back to that day)

Nobody won't be hurt at all
if I stop my love from now once and for all
But I may insert a memo of my address
Slightly blurred to your door
So I'll go back to that old time


//--- 拙[英]訳について
良くも悪くも、日本語のあいまいさ加減がよくわかる結果になったかと思う。
最終節は、過去形で訳していたのだが、考え直した。実行したのかどうかはきりしないと思ったので。

竹内まりやの「チャンスの前髪」なる曲には、「幸運の女神には前髪しかない」という神話由来の諺に想を得たような歌詞があるが、ユーミンの歌う「青春の後ろ姿」はもっとよいと思う。(過去を振り返ってみると、見えるのは「後ろ姿」だけなんでしょうね)
"back" は背中であって、後ろ姿というのは、手脚も、腰も、尻も、頭も含んでいるという批判はもっともなものだと思う。が、自分としては、「背中を追う」という語句の「背中」のような感じにしたかった。

「暮れかかる」は、Google翻訳では、あっさり "at dusk" となっており、個人的にもこれで十分だと思うが、音符が一つ余ってしまうのを嫌った結果。なお、海援隊が「暮れなずむ町の光と影の中」と歌っている、「暮れなずむ」は、単に日が暮れていくということではなく、日が暮れかけてから、なかなか暗くならない、春の夕暮れどきを表す語、なのだそうだ。なるほど、卒業式シーズンということか。

自分自身最も気になっているのは、原文では、「あの頃の私に戻って、あなたに会いたい」となっているのを、自分はこれを単純に、[タイムマシンでもあって]あの頃に戻れたらなあ、みたいな訳にしていること。戻れないのは、あくまで、「あの頃の私」にであって、「あの頃」の時代にではない。そのニュアンスの違いは感じるが、「あの頃の私」にであれば変われ(戻れ)そうな気がしなくもないところ、時間を遡ることは不可能ということで、仮定法未来で訳すことにした。(学校の英語の授業かっ!)

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