プールで歩く人

最近は、どこの公共プールでも、歩く人の姿が見られる。歩く人専用レーンが設けられていることもある。これが定着して当たり前になってしまっているようだが、昔はそんなことはなかった。プールで歩く人が増えた一因は、昔、プロ野球の落合博光選手が、中日ドラゴンズに移籍後、冬のトレーニング方法として、温水プールを歩く姿がテレビニュースで紹介された影響ではなかろうか、と個人的には推察している。
あるプールでは、2レーン設けられた自由コースを、歩く人が連なって、大きく左回りで移動するものだから、結果プールの水をぐるぐる撹拌することになり、泳ぐコースのほうに流れができるのが不愉快である。直線的に折り返してくれれば、そのような流れはできないのだが...
プールに泳ぎに行っている自分からしてみれば、なぜわざわざプールで歩くのか、泳いだほうがよっぽど運動になるだろうにと思わざるを得ない。果たしてプールで歩くのは運動効果があるのだろうか?

プールで歩いて痩せたとか、健康になったという人は、よほど普段運動してないだけなのだろう。プールで歩こうが、地上で歩こうが、同じように運動効果はあると思う。プールでは水の抵抗に逆らって歩かなければならないので、速くは歩けないが、一歩一歩のカロリー消費が大きい。地上であれば、水中より速く歩けるので、同じ時間歩いたとしたら歩行距離はずっと長くなるだろう。運動量としては、恐らく大差ない。
ただし、水中では浮力が働くので、事故のリハビリとか、足腰がものすごく弱っているとか、肥満でちょっと歩いただけで膝が痛むといった人が、基礎体力を取り戻すのにプールで歩くのは効果的かもしれない。
そのような条件にあてはまらず、なおかつ、プールで歩いている人は、ぜひ泳ぐことに挑戦されることをおすすめしたい。そのほうが遥かに効率的かつ効果的な運動であるから。泳げない、とか、泳ぎが苦手だからと躊躇される方は、指導を受けることをお奨めする。

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再びプロ野球1リーグ制に賛成する

自国のメダルラッシュに沸くアテネ五輪で、金メダルを期待されながら、果たせず銅メダルに終わったのが、プロ野球選手でチームを固めた野球だった。日本野球チームは、予選リーグで、今回金メダルを取ることになるキューバを破りながら、オーストラリアに破れ、決勝トーナメントでも同じくオーストラリアに惨敗、金メダル獲得への道を断たれたのだった。オーストラリアに二回連続で負けたことについて、プロってなんなんだ、と思わざるを得なかった。
プロとアマでそれほど技術レベルに差がないのではないか。単に職業でやっているからプロだというだけであって、スポーツとして見た野球への取り組みに何か欠けるところがあるのではないかと思えた。率直に言って、プロといっても最高の選手ばかり集めたようには思えないし、何よりもチームワークが今ひとつだったように思えた。
本気で絶対勝つつもりなら、ぜひイチローには日本代表として出て欲しいし、オリンピック期間中ペナントレースを休みにして、主力選手を惜しみなく投入して欲しかった。(休みが駄目なら、その間Jリーグのようにリーグ戦とは別のトーナメントを行うとか)
とにかく取り組みが甘かったのひと言、プロ選手だから、というおごりがあったのではないか。
はっきりしたのは、日本のプロ野球は、鎖国状態、自分たちの既得利益を守ることに終始しているだけで、スポーツとしての野球において世界を見据えていない、ということ。だから、大リーグへの選手流出も避けられない。
サッカーではJリーグのチームの他に、日本代表があって、海外遠征したりやっているわけだし、天皇杯ではアマチュアチームとも試合をしているのに比べれば、野球は殿様商売をしているなあと感じる。そういう中で、実は、野球の技術レベルが下がっているのではないか。
最早、セだパだ言っている場合ではない。国内チーム総当りは当たり前、韓国や台湾、大リーグ、その他海外チームとの対戦、日本シリーズがなくともアマチュアも含めたトーナメント戦で盛り上げるなどなど、古臭いプロ野球界枠を壊し、スポーツとしてもっと国際的にも認められるよう、活動の範囲を広げていって欲しいものだ。

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田村で金、谷でも金

ヤワラちゃんこと谷亮子がアテネ・オリンピック柔道で日本選手団の先陣を切って見事金メダルを獲得した。大会前の力強い宣言「田村で金、谷でも金」を有言実行した形になる。しかし、このキャッチフレーズは、正確には、「田村で銀、田村で銀、田村で金、谷で金」と言うべきだろう。田村亮子がオリンピックで金メダルを獲得したのは、連続二度の決勝戦での惨敗の後、ようやく勝ち取った、「三度目の正直」、苦心惨憺の末の賜物だった。
今回のオリンピック直前、谷は練習中に怪我をして、その影響が心配されたのだが、実は前回のシドニー五輪の際も、怪我を押しての、金メダル獲得だったらしい。痛みに耐え抜いての勝利だった。
思うに田村は、オリンピックでの金メダルの獲得を熱望しながら、何か心の隙があったのだろう。それが、独特の雰囲気がもたらす重圧だったのか、対戦したことのなかった相手への油断だったのか、己の慢心だったのか、それはわからない。「最低でも金」、二回連続で決勝戦で敗れ、次は絶対負けられないというプレッシャーとの戦いは計り知れないものだったろう。そういうとき、怪我を負うことは、当然ハンデになるが、逆にそれが集中力を高めることもある。
全米バスケットのスーパースター、マイクル・ジョーダンが、高熱と脱水症状に悩まされながら、大活躍したことがあったのを思い出す。また、『サスケ』では、敵の忍者の放った目潰しの粉で一時的に視力を失ったサスケの父は、自らの腕に刃を立て、痛みと滴る血で集中力を高め、相手の気配を感じ取って敵を倒すというエピソードがあった。
そのように谷選手は、今回のオリンピックでも、怪我を負うことで、自らを追い込み、集中を高めたように思える。もちろん、わざと怪我をしたわけではない、偶然の産物であるが、意味のある偶然だったということだ。いつまで選手として第一線で活躍できるのか、結婚して幸せな家庭を築けるか、様々な思いがあったのではないか、何よりもモーティベーションの維持が危うかったのではないか、だからこそ「田村で金、谷でも金」といったスローガンが必要になったのだ。
谷亮子の選手生命はどこまで続くのか。次のオリンピック参加はありえるのか。もしそれが実現するのであれば次のスローガンは、例えば、こんなのはどうだろう、「母親になっても金」。

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プロ野球1リーグ制に賛成する

ほとんどプロ野球ファンでないが、一応、地域的に中日ドラゴンズを応援している、という立場の私の個人的な意見としては、プロ野球1リーグ制に賛成する。セリーグにせよ、パリーグにせよ、上位争いをするのは金のかけかた次第と思えてシラける。その最右翼はもちろん巨人だが、中日もどちらかと言えば、そちら側に傾いている。2リーグ制でないと、日本シリーズが組めないから面白くないと言うが、2リーグである限り、巨人vsロッテという試合は実現しそうにない。私が1リーグ制に賛成するのは、単に全チームが総当りで試合をしてほしいからである。相撲だって1リーグじゃないか、総当りで誰が一番強いかガチンコ勝負している。チーム数は、10でも、8でも、12でも構わない。各球団の統廃合についてはそれほど興味がない。
私は高校野球には全く興味がないのだが、こういう世界が消滅したとしても、一向に構わないと思っている。プロ野球界は、野球こそ花形スポーツだという幻想に浸っていたいのだろう。しかし、世間の嗜好は多様化しており、スポーツも同じことだ。これからは、愛ちゃんの活躍する卓球が全国中継されてプロ野球以上に人気を博することもあるかもしれない。人気が低くなっているというのに、いつまでも同じやり方が通用するはずがない。
西武の松坂投手が巨人打線と対決するのをもっとたくさん見てみたい。そのほうが、やってる選手も、特にパリーグは、やる気が高まるのでないの?

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Qちゃん落選

2004/03/15(月) Qちゃん、オリンピック女子マラソン代表落選

アテネ五輪のマラソン代表選考で、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子が落選。
高橋は、選考会レースである東京国際マラソンで失速、平凡なタイムで2位に終わったことが災いした。名古屋国際に出走して挽回することもできたが、走らないことにした。ところが記録が出にくいといわれている、その名古屋で土佐礼子は選考会レース最高タイムで優勝、五輪への切符を手にすることになった。

翌朝、フジテレビ「とくダネ!」で、代表選考会について、選考委員の一人であり、かつて女子マラソン走者の第一人者であった増田明美がインタビューに答えていた。自身、選考レースで、前回のオリンピックで銀メダルを獲得した有森裕子より良いタイムを出しながら、過去の実績を買われた有森が代表に選抜、涙を呑むことになった経験の持ち主であり、選考レースの結果重視を訴えていたご本人であるが、世間体を気にしてか、はっきりしたことは答えていなかった(すみません、勘違い、それは松野明美でした!)。彼女の持論から行けば、今回高橋が選考されなかったかったのは、当然の結果である。しかし、実績重視で選抜された有森が見事銅メダルを獲得したのは皮肉だったように、高橋が選考されていたらどうなるかはわからない。

高橋に、金メダル連覇を期待する声が上がっていたが、よく恥ずかしげもなくそんなことを言えるものだと思う。オリンピックのレースは、4年に一度しかなく、実力差がそれほどない粒ぞろいの選手が出場するわけで、そんな中で二回連続でメダルを獲得するだけでも至難の業であり、最高位を連続して取れるような甘いものではないことは、火を見るよりも明らかだ。世界的にも図抜けた実力を持つと思われた女子柔道の田村亮子でさえ、金メダルを取るまでに何度も挑戦したことを忘れないようにしよう。だから有森が成し遂げたことは凄いことであり、彼女を代表に選んだ陸連はギャンブルに勝ったのだと言えよう。(しかし増田が走っていたら金メダルを取っていたということもなかったとは言えないのだが...)

もし陸連が高橋を選考し、彼女が見事に再度メダルを取れば、誰も文句の付けようがないだろう。だが期待された結果が残せなかったとしたら、選考基準に対する不満が出ることは間違いないし、誰かが責任を取らなければならなくなる。選考レースで良い走りをした選手を選ぶのは、公平な選考であり、たとえその結果が思わしいものでなかったとしても仕方がない。
率直に言って、勝負事に、公平も何もないと思う。大切なのは勝てる選手を送り出すことだ。不公平に思えようが、誰が勝てるのか、わかっている人間が選考するのが一番よいと思う。中立な立場にある最高指導者が有力選手を集めて合宿練習でもしない限り、それは見えてこないだろうが。
いずれにせよ、今回の選考結果から、今後は、代表に選ばれるためには、過去の実績がいくらあっても、選考レースで良い結果を出せなければダメだというこがはっきりしたわけだ。

同じ番組でコメンテーターとしてスタジオ出演していた、かつての名ランナーで現コーチ、国内レースで見事な戦績を上げながらオリンピックで見事に期待を裏切った瀬古利彦が、なぜQちゃんは名古屋で走らなかったかのかという疑問に、マラソンは年に2レースがせいぜい、1レース走ると精神的にすっかり消耗してしまい、それを取り戻すのにどうしても時間がかかるのだ、と答えていたの聞いて、その程度の精神力だから、オリンピックで好成績を上げられなかったのだよと思わずツッコミを入れたくなった。
確かに42km強を2時間半ほどで走るのは大変なことだと思う。しかしなぜ年2レース? F1は年間15戦、2週間に1度レースがあり、その他テストもある。しかしミハイル・シューマッハは、毎レース好成績を上げているではないか。彼は恐らく毎レースを心から楽しんでいるのであり、逃げ出したいような気持ちになることは一度もないのだろう。(F1がマラソンに比べて過酷でないなどと言うなかれ。そういう奴は、一流レーサーの隣に乗せてもらってサーキットを一周でも回ってみるが良い。世界中を転戦し、一つ間違えば死が待っている競技が楽なわけがない)
もっとマラソンもレースをやったらどうなのか? プロ競技として、日本全国を転戦し、年間12レースぐらいやってみたらどうだろう。もちろん、全戦入賞するのは簡単ではないし、時にはリタイアを余儀なくされることもあるかもしれない。それぐらいのレースをこなし、過酷な戦いの中で年間チャンピオンを勝ち取るぐらいの精神力がなければ、オリンピックのような頂上決戦で連続金メダルなどと言うのもおこがましい。

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ヴァレンティーノ・ロッシに関する46項目

[お断り] この元ネタはイタリアのスポーツ雑誌の記事のようで、原田哲也応援サイトに翻訳が出ていたものです。
46のひみつはあんまり長いので少々省略させていただきました。
面白かったので訳してみたけど。みんなはロッシ好きなのか?
あ、ここは原田選手応援サイトだった…。(大汗)

だそうなので、46項目ないようです。世界最速ライダーが「オーバーなくらいに几帳面」というのが面白い。

9月26日付け ガゼッタ・デッロ・スポーツ紙より

~4回の世界タイトル保持者の主人公の裏には。バレンティーノの世界~
「バレンティーノに関する46のひみつ」

1.大切なもの…家族。ヴァッレは自分の出発点である愛する人達がいることを、恥ずかしがったりしない。グラッツィアーノ父さんは欧州GPを、ステファーニャ母さんはここ2回のGPについてきた。
2.大事な場所…タブーリア村。生まれ故郷であり、しっかり根を張ってる場所。次の挑戦に向けてリラックスし、エネルギーを蓄える事ができる。
3.マニア…ヴァッレはオーバーなくらいに几帳面だ。物がきちんと、1ミリの狂いもなくしかるべき場所にないと気がすまない。整理整頓できない友達が部屋に来ると大変な事になる。
4.家…ロンドン。節税の為、そしてプレッシャーを受けない為に住む街。引越しをしても常に中心街であるLEICESTER SQUARE近辺に住む。
7.山…マデーシモ。常に年越しのパーティはそこで過ごす。
8.海…イビザ。海と太陽と歓楽。彼の自由な精神の理想の場所。
9.欠点…時間にルーズ。どうすることも出来ない。彼と約束する人は、待つ事は覚悟して欲しい。わざとやってるんじゃない。どうしても遅れてしまう。
10.好きな事…寝る事。特にレース後の睡眠時間は驚くべきほどの充電が必要。寝ている彼を起こすのは大変な事業となる。
11.若い頃は…アーぺ(注:イタリアで使われている小型のオート三輪。イタリアではアぺでレースもあるらしい。http://digilander.libero.it/gaici/gaici/CityCar/HardtopApePiaggio.htm)。学校や近隣の村に行く為に使っていて、それはひとつの流行にもなった。ヴァッレは小さなピアッジョ社製のオート三輪を持っていた。
12.車…より速く走るのは彼の情熱でもある。だから少し変わった車を好む。最初はスバルのインプレーザ今も愛用してる。今はポルシェGT3とBMWのM3。
13.バイク…ホンダCBR900.家で愛用。
15.趣味…夜遊び。ヴァッレにとって夜は遅すぎる事はありえない。レースの為に10時に寝てしまうライダーではない。そして、次の朝、速く走る為にも支障はない。
16.好きな食べ物…パスタ。地中海ダイエット。パスタソースはシンプルに。特にトマトソースが好き。
17.好きな飲み物…コカコーラ。ビールは…スポンサーの手前、ペローニにしておこう(ナストロと同じ会社)
18.おやつ…バナナとコーヒー。予選やレース後の疲労回復のためにも。
19.約束事…ジム。やり過ぎない程度に。500クラスステップアップ後は体力を付ける事が重要だと分かってきた。今は5キロプラスした筋力がついた。
21.スポーツ…サッカー。子供の頃から常に親しんできた。
22.アイドル…ロナルド。彼のリアルマドリッドへの移籍はヴァッレにとってショッキングな出来事だった。
23.映画…ブルースブラザーズ。映画音楽としても最高。
24.男優…ジョー・ベルーシ
25.女優…アンジョリーナ・ジョリー。特にTOMB RAIDERは好き。
26.マシンに乗る事…どんなに急いでいても集中力を高める為にはマシン横にしゃがむ行為は忘れない。
27.儀式…ボックスから出発したらバイクに立ち乗りして、つなぎの下のモノをあるべきところにところに落ちつかせる事を忘れない。
28.動物…グイド。イングリッシュブルドッグを何年か前から飼っている。そして、彼のマシンにもグイドのマークが張ってある。
29.カラー…黄色。トレードマーク。キャラクターカラーとして使いたいヴァッレとしては、いつもスポンサーとの絡みから問題になってしまうけど。
32.ニックネーム…彼のかつてのアイドル、安部典史からロッシフミだった。去年から、ザ・ドクターになった。気が狂った科学者の一人らしい。
33.基準点…ステファーニャ母さん。すごく喧嘩している。だけど彼は言う事は聞いている。ヴァッレは母親がテクニック的な事を言うのが我慢ならない。だけどとにかく聞いている。
34.助言者…グラッツィアーノ父さん。無類の青年期をおくった後、今では彼とひとつになった。でも、あんまり会話はしない。だけど、父の一言一言が聞くべき言葉である。
35.挑戦…イギリスのラリー。
39.2つの顔…月と太陽。それは開かれた魂。しかしそれは闇に包まれたヴァッレをも意味する。彼のメットには色んなテーマが含まれている。
40.お守り…タートル忍者。生協で買った。レースに出始めてからはいつも持ち歩いている。常に手荷物の中にある。
43.敵…マックス・ビアッジ。とっても単純だ。彼の方が早くレースをはじめたとしても。驚く事には、今では同じチャンピオン争いをしている。
46.数字…46。言うまでもない。常に彼のマシンの上にある。チャンピオンのあかしであるナンバーワンの数字を拒否してでも、常に46のゼッケンがあった。2003年もそうだろう。

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